カラスヘビ

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カラスヘビ(烏蛇・鴉蛇)とは、シマヘビの黒化個体の事である。

概要[編集]

全身が真っ黒なのが特徴。頭部に少しだけ白い所がある。

通常のシマヘビよりも鱗に黒色の色素細胞が多く、真っ黒になる。

2005年の調査では21都道府県で確認された[1]伊豆大島に分布するシマヘビの殆どがカラスヘビである[2]

からすくちなわ」「からすへみ」という異名も存在する。古い論文や図鑑では「Elaphe quadrivirgata var. atra」「Elaphe quadrivirgata f. atra」という学名で掲載されていた[1]

沖縄県に分布する「ガラスヒバァ」は、沖縄方言で『カラスヘビ』という意味であるが、カラスヘビとは関係無い。

脚注[編集]

出典
  1. a b 森哲、田中幸治、森口一、長谷川雅美「日本全国におけるシマヘビの色彩変異」、『爬虫両棲類学会報』第2005巻第1号、日本爬虫両棲類学会、2005年、 22-38頁、 doi:10.14880/hrghsj1999.2005.22
  2. R. C. Goris、寺田博「伊豆大島の爬虫類と両棲類」、『爬虫両棲類学雑誌』第4巻第2号、日本爬虫両棲類学会、1977年、 44-45頁、 doi:10.5358/hsj1972.7.2_39