カマラ・ハリス

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カマラ・ハリス(かまら はりす、Kamala Devi Harris、1964年10月20日 -)は、政治家で、アメリカ合衆国副大統領である。

プロフィール[編集]

米国カリフォルニア州オークランドに生まれる。父親はジャマイカ出身の経済学者のドナルド・ハリス、母親はインド出身の乳ガン研究者のシャマラ・ゴパランである[注 1]ハワード大学卒業後、カリフォルニア大学法科大学院(サンフランシスコ校)を卒業し、カリフォルニア州法曹資格を取得した。1990年、アラメダ郡地方検事事務所(サンフランシスコ)に入所する。サンフランシスコ市郡地方検事事務所では検察責任者、サンフランシスコ市検事事務所では児童家庭課長を務める。2003年、サンフランシスコ地方検事に選出された。2010年にカリフォルニア州司法長官に選出され、米国国内で最大の州司法省を統率する役割をになう。2014年に再選された。業績としてカリフォルニア州で初めてとなる児童司法局を設立し、初犯の薬物犯罪者に高校の卒業資格を取得して就職する機会を提供するプログラムを開発した。また刑事司法制度の透明性と説明責任を拡大した。 2014年に弁護士のダグラス・エムホフと結婚する。2016年の上院議員選挙で、ロレッタ・サンチェス(民主党)を破って当選した。在任中はイラクヨルダンアフガニスタンを訪問し、兵士との面談で現場の実情を把握する。2017年から2021年までカリフォルニア州の連邦上院議員となる。2019年1月には2020年の民主党大統領候補指名に名乗り出たが、予備選挙前に選挙から撤退した。バイデンは米国の団結に力を貸してほしいと告げ、カマラ・ハリスを副大統領候補に選んだ。両者は2020年11月の選挙で当選した。2021年1月20日からアメリカ合衆国の副大統領となる。初の女性副大統領で、初の南アジア系のアメリカ人であった。副大統領として、これまでに12 回以上の海外訪問に出かけ、19 か国以上を訪問し、150 人以上の世界の指導者と会談した[1]

参考文献[編集]

  • カマラ・ハリス (2021) 『私たちの真実 アメリカン・ジャーニー』藤田美菜子 (訳), 安藤貴子 (訳)、光文社
  • ダン・モレイン (2021)『カマラ・ハリスの流儀;アメリカ初の黒人女性副大統領 』土田 宏 (訳)、彩流社

脚注[編集]

  1. シャマラはハリスが生まれた年に博士号を取得した。
引用文献