インド洋列島線構想
インド洋列島線構想とは、アフリカ大陸の鉱産資源に焦点を当て、利権獲得に奔走していたマラッカ連邦が鉱産資源の本国への輸送ルートを確保するために独自に打ち立てた国防の構想である。 ケルゲレン島・モザンビーク海峡を通ってコモロ・セーシェル・モルディブ・スリランカをそれぞれ曲線で結んだ際に出現する線を「列島を結ぶ線」=「列島線」とし、その内側をマラッカ連邦及びその同盟国の勢力圏とすることで、インド洋方面における国際的な集団安全保障[1]と海洋の自由[2]を実現するため、初代マラッカ連邦国防大臣 ウィーリアム・フォレスト・ディスターによって提唱された。
構想提唱までの経緯[編集]
アフリカ共産主義統一戦争以降、アフリカ大陸に眠る鉱産資源の利権獲得及びアフリカ大陸への領土進出を狙い、アフリカ方面への軍事・政治的関与を強めてきたマラッカ連邦は、アフリカ大陸からオーストラリア大陸へのシーレーンを確保するため、ケルゲレン島の領有を宣言したジャカルタ宣言、モルディブを真盗共同統治領とする第12回真盗外相宣言、クルシア・ウィルワーズ連邦との連携強化を狙いとする大陸条約など、アフリカ大陸への関心を高めてきた。 中でも、ジェルディナリア連邦共和国の併合はこの事実を裏付けるにあたって充分な材料である。
カメルーン・アフリカ軍政社会主義国家への圧力[編集]
インド洋列島戦構想においてマラッカ連邦が特に注力したのがマダガスカルを有するカメルーン・アフリカ軍政社会主義国家への現実的かつ隠密で綿密な諜報圧力をかけることである。 これはカメルーン・アフリカの諜報員を利用したり、カメルーン・アフリカ外務大臣に構想の計画書を直接手渡しするなどのパフォーマンスによって圧力がより増加することを期待したもので、カメルーン・アフリカの軍政官を大いに悩ませたが、結果的にカメルーン・アフリカは諜報圧力がこれ以上エスカレートすることを恐れ、インド洋列島線構想に参画を表明した。
諸外国の構想参画[編集]
そのほか、瑛研共和国は北部スリランカを統治するため構想の参加を提唱から2週間後に表明、クルシア・ウィルワーズ連邦は資源輸出の第一拠点として自身の国際的地位の向上を狙い提唱から5日後に参加を表明、カメルーン・アフリカ軍政社会主義国家は諜報圧力等もあり提唱から2か月後に参加を表明、モルディヴ・コモロを領有するキッド社会主義共和王国連邦は提唱から4か月後に参加を正式に表明した。
構想の崩壊[編集]
その後、各国が加盟していったが2043年から勃発した瑛真国際同盟瓦解内戦によってマラッカ連邦と瑛研共和国、そしてクルシア・ウィルワーズ連邦が崩壊した影響でこの構想は破綻することとなった。現在王国連邦が再度第2次インド洋列島線構想を発動するか検討中である。
インド洋列島線構想参加国[編集]
マラッカ連邦→崩壊
瑛研共和国→崩壊