イチイ(いちい)は、植物界種子植物門被子植物亜門双子葉植物綱イチイ科の常緑高木である。
かつて、正一位や従一位の位の人が持つ笏に使われたため。
樹高20mになる。羽状複葉で花期は3~4月、緑色の小さな花を咲かせる。花後は赤色の仮種皮となり、甘く、食べられるが、種子と葉はタキシンという意味と有毒成分がある。 近縁のイヌマキやキャラボク(伽羅木)も仮種皮が食用になるが、種子や葉にタキシンが含まれるという。
北海道から九州の山地。
利尿作用があり、糖尿病にも良いとされる。葉を天日乾燥して煎じたものを服用する。副作用があるという。