アレサ・フランクリン

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アレサ・フランクリン(Aretha Franklin、1942年3月25日 - 2018年8月16日)は、アメリカ合衆国出身の女性ソウル・ミュージック歌手。ソウル・ミュージックの全盛期を築き上げたソウルの女王である。

生涯[編集]

アメリカ合衆国南部のテネシー州メンフィス州出身。デトロイトで育った。父親は美声で有名な牧師であり、幼少期から教会ゴスペルを歌って過ごしたという。1961年にデビューし、1960年代後半にアトランティック・レコードに移籍した。大ヒット作品に「貴方だけを愛して」「リスペクト」「ナチュラル・ウーマン」「小さな願い」などがある。1968年に公民権運動指導者であるマーチン・ルーサー・キング牧師が暗殺されると、その熱心な信奉者だったことからその葬儀でも歌ったという。ジミー・カータービル・クリントンバラク・オバマら歴代アメリカ大統領の就任式でも熱唱した。

晩年膵臓癌を患い、2018年には音楽フェスティバルの出演やコンサートが直前になって医師の診断でキャンセルされたという。死去の数日前には癌のため危篤になっていたとされ、2018年8月16日にアメリカ合衆国中西部のミシガン州デトロイト自宅で死去した。76歳没。

人物[編集]

半世紀にわたり、「ソウルの女王」と称された。黒人差別撤廃を訴えた「公民権運動」や女性の権利向上を求めた運動にも大きな影響を与えた。

代表曲の「リスペクト」は全米1位のヒット曲であるが、元々は人気男性歌手のオーティス・レディングの代表曲であり、フランクリンが自らの解釈を加えて歌った曲であり、その曲の出来のよさにレディングは「やられた」と認めたという。

外部リンク[編集]