ブドウ酒
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ブドウ酒 (ぶどうしゅ)とは、ブドウで作られた果実酒である。
表記[編集]
葡萄酒、ぶどう酒とも書く。ワインは果実酒全般を意味するが、ほぼブドウ酒の意味である。
概要[編集]
ブドウの栽培ができる温帯で作られる。ブドウの栽培に適さない冷帯ではあまり盛んでないが、日本国では寒冷な北海道や栃木県、山梨県でも製造される。他、岡山県も生産量が多い。
日本では、神奈川県藤沢市のメルシャン藤沢工場が最大の産地。
生産地域[編集]
スペイン、フランス、イタリアが世界のトップ3を占め、これら3ヶ国で世界の生産量の半数近くを占める。
スペインでは、マドリードの南方、ラ・マンチャ地方の生産量が圧倒的に多い。
フランスでは、最も生産量が多いのは南東部のラングドック地方で、次いでボルドーが多い。東部のブルゴーニュは、生産量は少ない様である。
イタリアでは、北部のヴェネト州・エミリアロマーニャ州、南部のプッリャ州、シチリア島での生産量が多い。
種類[編集]
赤ブドウ酒、白ブドウ酒、ロゼがある。また、酸度によって甘口、中辛、辛口がある。発泡性のもの、シェリー酒で発酵を止めた甘味ブドウ酒がある。醸造年数が長いほど熟成が進み、希少価値が高くなり、値段も高くなる。
文化[編集]
キリスト教では、パンはイエス・キリストの肉体、ブドウ酒はその血を意味する。聖餐ではキリスト教徒は(無発酵の)パンを食べ、ブドウ酒を飲む。