KDDI通信障害
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KDDI通信障害(ケイディーディーアイつうしんしょうがい)は、2022年7月にKDDI[注釈 1]のモバイル通信、携帯電話で発生した大規模な通信障害である。
概要[編集]
2022年7月2日午前1時35分頃から同年7月5日午後3時36分にかけて発生。
この通信障害により、全国のau・UQ mobile・povoの音声通話やネット回線[注釈 2]が繋がりにくくなるなどの影響が出て、気象庁のアメダスなど公共関係のデータ通信まで影響が及んだ。
原因は音声通話システムのトラブル。ルーターの交換中に不具合が発生し、切り戻し中にデータ不整合が発生。その結果VoLTE交換機に莫大なデータが集中し、データ量を制限したことにより、通信障害が起こったとされている。
KDDIによると、最大で3915万回線(3500万人ほどの利用者)に影響が出た可能性があるとしている。
その後[編集]
- 2022年7月29日、謝罪と補償についての会見があり、一律200円返金とした。9月分の利用額から割り引かれる見通し。
- 2023年2月、ソフトバンクとauは、回線異常時に相互に正常な事業者の回線に切り替える「副回線サービス」を開始することを発表した。利用には、デュアルSIMを備え、副回線用の電話番号を登録する必要がある。