Honda IMAシステム
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Honda IMAシステムとは、本田技研工業(ホンダ)が開発した乗用車向けのハイブリッドシステムである。IMAとはIntegrated Moter Assist(インテグレーテッド・モーター・アシスト)の頭字語である。
概要[編集]
エンジンとモーターが同一軸で直結されており、所謂パラレル方式のハイブリッドシステムである。エンジンが主動力であり、モーターはあくまで発進時の補助動力というコンセプトであり、ハイブリッドシステム用のバッテリやモーターは小さくコンパクトである。そのため低燃費の実現のためにはエンジン自体の低燃費性が大きく寄与しており、ホンダの可変バルブ機構であるVTEC(気筒休止含む)などの技術を組み合わせることでマイルドハイブリッドながらストロングハイブリッドに迫る低燃費性を実現していた[注 1]。
トランスミッションが必要なハイブリッドシステムであり、それを利用してCR-Zのようなマニュアルトランスミッションを搭載したスポーツ志向の高いハイブリッド車も販売されていた。
IMAシステムは初代インサイトに搭載された後、フィットやシビックなど幅広い車種に展開。その後、2013年に後継となるハイブリッドシステムであるSPORT HYBRID i-MMDとなり、ストロングハイブリッドシステムとなった。
関連項目[編集]
注釈[編集]
- ↑ マイルドハイブリッドは一般にモーターのみの駆動ができないため燃費改善には限界があるといわれていた。しかし、フィットハイブリッドなどはVTECの気筒休止機能などを活用し、モーターアシストの際のエンジンからの抗力低減などが功を奏したといわれている