CD-DA
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CD-DAとは、コンパクトディスクに音声(音楽)データを記録するための規格である。音楽CDにおける標準規格であり、1982年から2025年現在に至るまで長く使用されている規格である。
概要[編集]
CDにリニアPCM[注 1]で音声を記録する規格であり、最大74分までの音声が記録できる。
それまでのレコード盤やカセットテープに比べ、機械的な要因でピッチや速度の影響を受けることもなく、好きな曲を選択して聞くこともできたことから急速に普及したといわれている。また、音楽用途以外にもゲームのBGMとしてCD-DAが使用されることもあり、PCエンジン[注 2]や初代プレイステーション[注 3]向けのゲームでは内蔵BGMの他にCD-DAでBGMを収録していたゲームもあった。内蔵BGMはゲーム機本体の音源を使用するため、音楽に拘ったゲームなどがこの手法をとることもあった。なお、CD-DAで記録された音楽はCDプレイヤーで聞くことも可能である[注 4]。
1980年にソニーとフィリップスにより開発された規格であり、現在流通している音楽CDのほとんどがこの規格に則って供給され続けている。また、音楽配信においてはロスレス楽曲の標準解像度になるなど、今もなお影響力を及ぼし続けている規格である。
なお、著作権対策としてコピーコントロールCDが登場しているが、こちらはCD-DAの規格から逸脱しており、通常のCD-DA対応機種(CDプレイヤー)で再生する場合は再生できなかったり、読み取り部に異常な負荷がかかって最悪の場合破損することもある。