JR北海道737系電車

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JR北海道737系電車
運用者北海道旅客鉄道
製造年2022年 - 2023年
製造両数26両
最高運転速度120Km/h
電源方式交流20000V(50Hz)
主な走行路線室蘭線
所属車両
センター
苫小牧運転所(札トマ)予定

JR北海道737系電車とは、JR北海道の電車。キハ143形置き換えのために製造された電車であり、2023年春から運転開始[1]

概要[編集]

JR北海道では、室蘭本線で運用され、老朽化が深刻だった客車改造の「キハ143形」の置き換えが課題となっていた。そこで、当形式を誕生させることとなった。13編成26両が製造予定[1]。当形式はJR北海道初のワンマン対応の通勤型形式[2]ともなる。
車両のエクステリアデザインは「さくらいろ」。親しみやすく明るい若々しいイメージを込めている[1]。車内にも北海道の花をイメージした様々な色のドットをシートに散りばめている。
最大3編成を連結し6両での運行が可能。1M1T車とし、最高時速を120キロとしている。
前面のデザインについては先に登場している「H100形気動車」に似ていると巷では言われている。また、人によっては「211系電車」に似ているという意見もある。
車内はロングシートであり2ドア片開き車。窓は4つとし中間側3つの窓は開閉式となる。

2022年末に落成。編成番号は「C-〇編成」。落成後は試運転が行われ、翌年5月20日に営業運転を開始した。

キハ143形との相違点[編集]

置き換え対象となっているキハ143形との相違点に関しては

  • 乗降口のステップを無くす[注釈 1]
  • 車いす対応のバリアフリートイレを設置。
  • フリースペースを車両中央部に1箇所設置[注釈 2]
  • 車内をLEDにすることで環境に配慮。

などが上げられる。

編成[編集]

方向 室蘭 苫小牧
号車 1号車 2号車
737系 クモハ737-0 クハ737-0

運用[編集]

本形式は2022年冬に最初の編成が登場[1]し、順に増備。2023年5月20日に運行開始[3]している。その後、721系初期車置き換えのために合計13本26両の増備が計画されている。

出典[編集]

注釈[編集]

  1. これにより、床面が19cm下がるとのこと。現在ではステップがない車両が主流となってきている。
  2. ベビーカーや車椅子のユーザでも使用できる大きさとなる。

関連ページ[編集]

  • JR北海道735系電車 - 本形式の側面のモデルになったのではと言われている車両。
  • JR北海道H100形気動車 - 前面のデザインが似ているため同じ形式なのではと言われがちな車両。実際は全く違う。