2014年4月29日の日食(にせんじゅうよねんしがつにじゅうくにちのにっしょく)は、擬本影の中心が地球に届かない珍しい金環日食であった。金環日食が見られたのは南極大陸東部のウィルクスランド(オーストラリア大陸の対岸)である。金環継続時間は最長で50秒程度であった。なお、金環帯に観測基地はない。部分日食は東南極の広範囲とインド洋南部、オーストラリアのほぼ全域、インドネシアのジャワ島東部からティモール島にかけての地域で見られた。