1953年の大阪タイガースのユニフォーム

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1953年の大阪タイガースのユニフォーム(1953ねんのおおさかタイガースのユニフォーム)は、この年に大阪タイガースが戦後初めて復活させ、1960年まで使用していたホームゲーム用の縦縞のユニフォーム。

帽子のマークの色がこの年のみで変更になっているため短命のユニフォームである。

デザイン[編集]

帽子・ユニフォーム(上着・ズボン)の色は白にダークグレーのストライプ、ストッキングは白に上下黄色中央赤、間に黒ラインと発足~1943年までのスタイルを踏襲しているが相違点はアンダーシャツの袖の色が黒、(1943年までは白)Tigersのロゴ・背番号数字の周りに黄色の縁取りが施されていて(1940年・1943年までは縁取りなし)、帽子のOが黒に黄色の縁取り(1940年までは赤)であった。また、袖の口に横のストライプが施されていた。

概要[編集]

阪神の伝統のユニフォームである「縦縞のユニフォーム」は戦後すぐに復活しているが戦前に保管していたものであったためわずか2年で変更され、1947年に新たにユニフォームを作るが物質不足の影響から縦縞なしを余儀なくされ1949年の2リーグ制以降→フランチャイズ明文化後も続いていた。

しかし1950年頃から物質不足が落ち着きようやく縦縞ユニフォーム復活の機運が高まった。1953年に縦縞ユニフォームが復活したが帽子のOのマークが赤ではなく黒に黄色の縁取りだったことから「違う」と不評であった。しかしその年はこの帽子で通した。

そして、1954年にまだフルモデルチェンジが行われていなかったビジター用ユニフォームがフルモデルチェンジする事となった。これに伴い帽子のみマイナーチェンジが施されてOのマークの色が戦前と同じ赤となった。このため黒に黄色の縁取りのOのマークの帽子を使用したユニフォームはわずか一年で消滅した。