黒井クンは恋愛ができない。

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黒井クンは恋愛ができない。』(くろいくんはれんあいができない。)は、井冬良による日本漫画作品

概要[編集]

月刊少年エース』2014年5月号から2015年5月号まで連載されていた漫画作品。キャッチフレーズは「新感覚恋愛強いられ系ラブコメ」。当初は「2年G組千坂千陽彼氏募集中(せんさかちはるかれしぼしゅうちゅう)」というタイトルだったが、単行本化の際にタイトルが変更された。

ストーリー[編集]

高校二年生となった黒井七斗。恋愛嫌いの七斗であったが、通っている学園が恋愛学園となってしまう。さらに当日中に恋人を作らないと退学といわれてしまい、必死に恋人となってくれる相手を探す。しかし、千陽となごみの二人と付き合っていることになってしまい…。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

黒井 七斗(くろい ななと)
本作の主人公。両親がクリスマスに彼女を連れてこないと家に入れなかったりと、恋愛に関してスパルタ教育をしていたことで恋愛嫌いとなってしまう。幼いころから恋愛のスパルタ教育を受けているため、無意識に教え込まれたことを実践してしまうことがある。
恋愛学園では恋愛偏差値が最低偏差値19となって最低の2年G組となる。そして、恋愛学園となった学園を辞めようとするが、父親から辞めたら性転換させて男と結婚させると脅されて止まる。今日中に恋人を作らなければ退学となってしまうため、なごみに偽の恋人を頼んで了承されて退学の危機を回避する。しかし、千陽に屋上で告白したことになってしまい、なごみに付き合いましょうといわれる。そのため、対外的には彼女公認で二股をかけて付き合っていることになってしまう。
千陽が偽の恋人と告白したことで退学になりそうになったが、千陽となごみが同時に告白したことで二人ともに正式に恋人として付き合うことになる。
千坂 千陽(せんさか ちはる)
あまり評判がよくない女性で、昨年の選挙で他の候補者が辞退したことで七斗の通う学園の生徒会長となる。高校二年生。恋愛学園を発表して偉そうな態度だったために上位クラスかと思われたが、本人も驚きの七斗と同じ2年G組だった。しかし、これから恋愛偏差値をあげればいいと考えるなどポジティブ思考。
七斗に屋上で告白されたと勘違いして、恋人になることを了承。後に誤解が解けて泣くもカップル関係を継続することとなる。しかし、七斗が(対外的に)なごみとも付き合っていることでちやほやされるため、なごみとの恋愛勝負に負けたくないと自身も彼氏を募集するも失敗。だが、七斗に「一人で頑張っている奴は好き」といわれて機嫌をなおす。
一之瀬 なごみ(いちのせ なごみ)
七斗の幼馴染で同じ学園に通う。七斗のことは「なーくん」と呼ぶ。巨乳。恋愛偏差値が高く、Aクラスに配属されて人気となるが、本人は戸惑っている。七斗に好意を抱いているが、気づかれていない。
七斗の退学を回避するために頼みを聞いて七斗の恋人として振舞うことになる。千陽も恋人として振舞うことになったため、対外的には二股をかけられている状況となっている。

恋愛学園[編集]

Bクラス[編集]

二子石 瑠璃(ふたごいし るり)
1年B組の女子。縦ロールのツインテールにしている。七斗とは小学校が一緒だった。七斗が8歳のころに父親からクリスマスに恋人を家に連れてこないと家に入れないと言われたため、七斗がわけを話して協力してもらおうとした相手。しかし、七斗が告白して振られてという話が翌日に学校に広まり、七斗が極端な恋愛嫌いとなってしまう。
なごみのことを常に自分より目立っているためにライバル視している。そのため、なごみの彼氏である黒井を奪い取ろうとデート勝負をしかけたりする。実が本当に黒井のことが好きだったが、小学校時代には黒井がいい加減な誘いで恋人役にしようとしたことで断ったのだった。しかし、後に噂が広まって黒井が恋愛嫌いになったと聞いて後悔していた。

Fクラス[編集]

ハル
千陽の友人。千陽の理解者で千陽が七斗とうまくいくように願っている。恋愛学園になってからは、千陽の付き人となっている。

Gクラス[編集]

ヒロシ
二年生。七斗と同じGクラスの男子。女の子に良く声をかけるも「エッチを前提に付き合ってくれ」などと言ってビンタをくらうなどする。

先生[編集]

忍田 久美子(しのだ くみこ)
G組の担任の女性教師。30代の独身で、結婚願望が強いため所々誰かに求婚する。
立花(たちばな)
主任教師。男性。七斗が千陽となごみの二人と付き合ったということに懐疑的な視線を向ける。七斗の両親と共謀して千陽となごみが恋人として付き合うように仕向けた。

その他[編集]

七斗の両親
ダーリン・ハニーと呼び合うラブラブな夫婦。七斗に恋愛のスパルタ教育を行ってきた。

用語一覧[編集]

恋愛学園(れんあいがくえん)
七斗の通う学園。七斗が二年生の時に千陽によって、学生の本分が恋愛として実行された。国の恋愛重視教育の第一ケースとして選ばれており、恋愛偏差値によってクラスを高い順からA〜Gに振り分ける。
恋愛偏差値(れんあいへんさち)
恋愛学園においてクラス分けをする際の指標。最低のGクラスに配属されると周囲から疎ましがられてしまう。
カップル委員(カップルいいん)
クラスの男女一名がなるクラスの代表者。クラス内の仕事や行事のとりまとめなどを行う。

単行本[編集]

角川コミックス・エースKADOKAWA角川書店))より発売。全2巻。

タイトル 初版発行日 ISBN 備考
黒井クンは恋愛ができない。 1 2014年9月25日(発売日:2014年9月26日) ISBN 978-4-04-102289-4
黒井クンは恋愛ができない。 2 2015年5月26日(発売日:2015年5月26日) ISBN 978-4-04-103083-7

外部リンク[編集]