高野豆腐
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高野豆腐 (こうやとうふ)は、全国的には「凍こおり(こおり)豆腐」である。いわゆる凍み豆腐(しみどうふ)であり、豆腐を凍らせてから水分を抜き、乾燥させて保存性を高めた保存食品である。高野山を中心とした関西圏で“高野豆腐”と呼ばれていたのが全国に伝わったと言われている。その他地域では「ちはや豆腐」「一夜凍り」、あるいは藁(わら)で数個ずつ豆腐を連ねて軒先に吊るして作る伝統的製法から『連豆腐』と呼ぶ地域もあるという。 類似のものに「凍み大根」や「凍み蒟蒻」がある。
概要[編集]
起源としては、高野山で「修行僧が食べ残した豆腐を氷点下の屋外に放置したところ凍ってしまい、解凍したものを食べたところ独特の風味が出たので、次は故意に凍らせた」というのが高野豆腐の発祥という説がある。とはいえ上述のように「凍み大根」や「凍み蒟蒻」があるので、「豆腐をいかにして保存するか」という試行錯誤の上に辿りついたものが高野豆腐ではなかろうか。同じように「冷凍したのち乾燥する」という保存食品としては「棒寒天」がある。
家庭での作り方[編集]
すみっコぐらし2の作り方[編集]
豆腐を冷凍する。
面倒な作り方[編集]
まず豆腐を水抜きしたのち、薄く切って金属製のバットや竹製の笊(キッチンタオルなどを敷くこと)などに入れ、冷凍庫に入れるなどして凍らせる(夜間で屋外で凍らせる場合は、主に(放射冷却があるような)晴れた夜に行う)。しかるのち天日干しして解凍しつつ水分を抜く。梅干ではないが、「夜露に濡れないように三日三晩干す」とのこと。このため豪雪地帯には向いていない。