馬刺し (路線バス)
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馬刺し(ばさし)とは、かつていすゞ自動車が販売していたバス「エルガ」のうち、KL-規制のフルノンステップバスの愛称をいう。
由来[編集]
いすゞ自動車は2000年、大型路線バスを従来のキュービックから「エルガ」にモデルチェンジし、ノンステップバスも前中間のみノンステップバスと後ろまでフルフラットタイプのノンステップバス[1]の2種類を発売した。このうち、キュービックのノンステップバスを継承する形となったフルフラットタイプは、型式が「KL-LV834L1/N1」と指定された。この語呂合わせから、バスファンの間で「馬刺し」という愛称が定着することとなる。
余談だが、前中間ノンステップバスは型式がワンステップバスの改造扱いとなり「KL-LV280L1改/N1改」となっている。
導入した事業者[編集]
公営の仙台市営バスや都営バス、京都市営バス、伊丹市営バスをはじめ、民営では西武バスや阪東自動車、国際興業、京成バス系列への導入が目立った。中でも東武バスと京成バスには富士重工業のボディを架装したモデルが導入され、注目を浴びた。また、名古屋市営バスには中扉がグライドスライドドアになっている車両が導入された。
しかし、保守性や燃費の観点から、移籍してもトルコンATが故障したなどの理由で数年で除籍される場合が多く、個体数は減らしつつある。
脚注[編集]
- ↑ 厳密には中扉より後ろはスロープ処理されている。なお、導入された事業者によっては中扉直後に段差を設けている。
それなら普通の前中ノンステップでもいい気が…