限界等級
ナビゲーションに移動
検索に移動
限界等級(げんかいとうきゅう)とは、天体望遠鏡で見える天体の暗い方の可視等級の限界。
仕組み[編集]
望遠鏡は、大きな対物レンズを使ってたくさんの光を集め、暗い天体も見えるようにしている。しかし、暗すぎると十分な光が集まらず、見えなくなる。当然、口径が大きければ大きいほど、たくさんの光を集められるので、限界等級は大きくなる。
口径以外の条件[編集]
人工の光により、肉眼では暗い星が見えないような場所では、限界等級は小さくなる。また、高齢者など、瞳孔が開きにくい人も、限界等級は小さくなる。
口径別限界等級一覧[編集]
肉眼で6.00等級まで見え、瞳孔が7mmまで開く人の場合である。
- 50mm - 10.29等
- 75mm - 11.17等
- 100mm - 11.80等
- 150mm - 12.68等
- 200mm - 13.30等
- 250mm - 13.80等
- 300mm - 14.19等(これ以上で冥王星が見える)
- 350mm - 14.53等
- 400mm - 14.82等
- 450mm - 15.08等
- 500mm - 15.31等(国立天文台の望遠鏡)
- 750mm - 16.19等
- 1000mm - 16.82等
- 1500mm - 17.70等(ぐんま天文台の望遠鏡)
- 2000mm - 18.33等(なゆた望遠鏡)
- 2400mm - 18.73等(ハッブル宇宙望遠鏡[1])
- 5000mm - 20.33等
- 6500mm - 20.90等(ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(計画中)[1])
- 8300mm - 21.43等(すばる望遠鏡)
- 10000mm - 21.84等
- 11800mm - 22.20等(大双眼望遠鏡)
- 30000mm - 24.23等(30メートル望遠鏡(建設中))
- 500000mm - 30.37等(500メートル球面電波望遠鏡)