閻楽
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閻 楽(えん らく(がく)、生没年不詳)は、秦の武将。宦官・趙高の娘婿に当たるという。
生涯[編集]
趙高の娘婿に当たり、胡亥の時代に権力を握った趙高により首都・咸陽の長官に任命された。紀元前207年に項羽や劉邦の反乱軍が咸陽に迫ると、胡亥は趙高に責任を追及し、誅殺されることを恐れた趙高は閻楽に咸陽の軍勢を率いさせて、胡亥のいる望夷宮を攻めさせて胡亥を殺させるという望夷宮の変を実行させた。
この際、胡亥は命乞いをし「公になるから、太守になるから、庶民になるから」と述べて助命してほしいと求めたが、閻楽は許さずに胡亥に自害を強要したという。
その後の行方は不明だが、胡亥の死後に後継者となった子嬰によって趙高とその一族は悉く皆殺しにされた、とあるため、この際に処刑された可能性が高い。