農業協同組合

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農業協同組合(のうぎょうきょうどうくみあい)とは、日本農家資金を出し合って作った組合のことである。略称は農協(のうきょう)、あるいはJA(ジェイエー、Japan Agricultural Cooperativesの略)。

概要[編集]

農家同士が助け合いながら自らの生活の向上を図ることを目的として作られた組合で、農業機械日用品などの共同仕入れ、販売農産物の共同出荷、組合員への融資などを行なっている。

戦後直後は小規模農協が乱立したが、1990年代以降に合併が進み、島根県のように県下一農協の地域も生じている。

影響[編集]

農協の設置や戦後の農地改革食糧管理法によって、近世以来の百姓一揆や農民による大規模争議は陰を潜め、戦後結成された労働者農民党も育たず、農業従事者をバックとした農協は自由民主党の有力な集票マシンとなり、自民党の長期安定政権に貢献した。
一方で、付加価値を高めようとする農業従事者が農協をバックとした地域から村八分状態とされる弊害も生じている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]