軍記物(ぐんきもの)とは、同時代もしくは後世に物語的に編纂された合戦の記録である。「絵本太閤記」「通俗三国志」などが知られる。同時代の日記や古文書のような一次史料に比較すると内容の正確性は劣化して疑問点が持たれることも少なくないが、織田信長の時代などは一次史料がそもそも少ないことから史料として重用されている。