身延山久遠寺旧書院(みのぶさんくおんじきゅうしょいん)は、山梨県南巨摩郡身延町身延にある仏教建築。国の登録有形文化財建造物に、平成30年(2018年)5月10日に登録された。
東西棟の入母屋造本瓦葺で、大客殿の東北側に建ち、正面と側面に下屋が付く。内部は上段の間と座敷三室が一列に配され、両側面に畳廊下と縁が通る。長押を二段に廻して高く作った天井や室境を飾る透彫欄間彫刻等は、重厚な外観とは対象的な内部意匠である。