警戒色(けいかいしょく)とは、「下手にチョッカイを出すとヤバいですぜ旦那」という威嚇的な色彩感覚である。とはいえ有毒な生物に紛れて(「擬態して」)いる無毒種は珍しくはなく、有毒種のスズメバチやカバマダラに擬態している場合はとくに気にしなくていい。ギャルは個体識別できれば無害な他人あるいはオトモダチである。
「黄色と黒」は警戒色の定番だが、スズメガ類のキイロスズメバチには攻撃的な群があるものの、オオスカシバを代表とするスカシバガ類やハナアブやトラカミキリなど擬態する昆虫は数種あるので、よく見極めねばならない。クマバチやオオスズメバチを素手で捕獲してしまう猛者もいる。