訓令式ローマ字
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訓令式ローマ字(くんれいしき ろーまじ)は、日本語のローマ字表記の一種である。幼稚園(保育園)・小学校で学習するローマ字表記。日本人が読んで発音できる式。母音と子音を規則的に組み合わせたローマ字表記。一般に国語を書き表すために決められた綴り方である。日本式とヘボン式の長所をそれぞれ取り入れた。
1937年9月に第1次近衛内閣による内閣訓令第3号により、定められた。明治18年(1885年)に田中舘愛橘は「理学協会雑誌」でヘボン式の使用に異を唱えた。同年12月に五十音図に基づいた「日本式つづり」を考案した。帝国大学の物理学者・田丸卓郎によって「日本式ローマ字」と命名された。
訓令式は、田中舘愛橘による日本式ローマ字を修正し、1937年に「内閣訓令第3号」として公布したものである[1]。
学校教育では1955年以降訓令式を使う事で統一された。
「ISO 3602」は日本語のローマ字表記法として訓令式を採用している[2]。