観光学部
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観光学部(かんこうがくぶ,英語:Faculty of Tourism)は、観光学の教育、研究を行う大学の学部である。
概要[編集]
1995年(平成7年)6月2日、運輸省(現国土交通省)観光政策審議会は「今後の観光政策の基本的な方向について(答申第39号)」[1]を公表した。
この中で、観光は旅行業、交通産業、宿泊業、飲食産業、アミューズメント産業、土産品産業、旅行関連産業等幅広い分野を包含した産業として、波及効果が大きく、国民生活に不可欠なものとして、21世紀のわが国の経済構造の安定および新規雇用を創出する観光産業の重要性を答申。産業として育成するためには優れた人材が不可欠であるとして、観光の質を向上させるために観光に関する研究を深める必要があると提言した。
答申を受けて、1998年に立教大学に社会学部観光学科から観光学部が独立し、新座キャンパスに設置された。併せて社会学研究科応用社会学専攻が担当してきた観光領域での大学院教育は、大学院観光学研究科に再編成されて独立した。その後、札幌国際大学などが続き、観光学部のある大学は全国に6大学(内訳は下記)である。
カリキュラム[編集]
観光基礎[編集]
- 観光学概論
- 観光学入門
観光経営[編集]
- 観光産業論
- 宿泊事業論
- ホテル経営論
- 旅行商品論
- 外食産業論
- 観光事業論
- 観光開発論
- 観光行動論
- 旅行事業論
- 旅行商品論
- レストラン経営論
- 交通経営論
- 観光交通計画論
- サービス経営論
- Tourism Business
- 航空概論
- 国際航空論
- カジノツーリズム
- サービスマネジメント論
- 観光サービス人材論
- 国際観光事業論
- 観光レジャー論
- 交通政策論
- 観光広告論
地域振興[編集]
- 観光地理学
- 温泉観光論
- 観光資源論
- 観光政策論
- 観光資源論
- ニューツーリズム概論
- 地域振興論
- 地域観光計画論
- 世界遺産論
- エコツーリズム
- 観光地域ブランド論
観光文化[編集]
- 観光史
- 博物館概論
- 観光文化論
- 博物館教育論
- 観光文化研究
- 世界遺産論
- 観光社会学
- 観光歴史学
- 博物館経営論
- 博物館資料論
- 博物館資料保存論
- 博物館展示論
- 博物館情報・メディア論
- フードツーリズム
法規・実習[編集]
- 観光関連法規
- インターンシップ
設置の大学[編集]
学部のある大学(設置順)[編集]
- 私立大学
- 国立大学
- 2008年 和歌山大学 観光学部(観光学科)
学科レベルである大学[編集]
- 2001年 流通科学大学人間社会学部 観光学科
- 2005年 琉球大学 観光産業科学部 観光学科
- 2006年 城西国際大学 2019年4月より観光学部から観光学科に変更
- 2008年 ノースアジア大学 法学部 観光学科
- 2008年 倉敷芸術科学大学産業科学技術学部 観光学科
- 2018年 東京都立大学(創設時・首都大学東京)地域環境学部 観光科学科
- 2020年 関西国際大学国際コミュニケーション学部 観光学科(神戸山手大学 観光文化学科を吸収合併)
観光学の授業があるコース等をもつ大学[編集]
- 鈴鹿国際大学では、国際人間科学部 国際学科ビジネスマネジメント系観光ビジネス領域となっている。
- 奈良県立大学では、地域創造学部地域創造学科観光創造コモンズとなっている。
- 京都文教大学では、総合社会学部の中に観光・地域デザインコースがある。
- 追手門学院大学では、地域創造学部に観光コースがある。
- 帝塚山大学では、経済経営学部の実学プログラムとして、「国際観光ビジネスプログラム」がある[2]。
学科のある短期大学[編集]
関連項目[編集]
- 観光甲子園
- 全国高校生観光プランコンテスト - 2018年までのコンテスト。神戸山手大学が共催していた。
- (現行)観光甲子園 - NEXT TOURISM実施の現行のコンテスト。