西武2000系電車2097F

カットモデルとして保存されているクハ2098

西武2000系電車2097Fとは西武2000系電車の編成の1つ。2016年に新2000系電車初の廃車となった。

登場の経緯[編集]

西武新2000系後期車の1編成であり、所沢工場にて1992年に製造され、池袋線に投入された。

この編成は登場時から編成内にモハ2197とモハ2198の2両のVVVF車を組み込んでいた。メーカーは三菱で、素子はGTOサイリスタである。このVVVF装置は西武101系 VVVF試験車からの流用であり、西武鉄道では唯一の存在となった。

VVVF車の主電動機出力は155kWで、西武6000系と同等品である。

ステンレス製のベンチレーターも2055Fとこの編成のたった2本のみの存在であった。^[1]

クハ2001	モハ2101	モハ2101	モハ2101	モハ2101	モハ2101	モハ2101	クハ2001
2097	2197	2198	2297	2298	2397	2398	2098

VVVF車を界磁チョッパ制御車の中に組み込んでいたことは早期淘汰の要因となってしまい、2016年9月に編成ごと廃車解体され、2097Fは消滅した。廃車後、藤久ビル東5号館にクハ2098の前頭部がカットボディとして保存されている。