融道男

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融 道男(とおる みちお、1933年1月31日 -2017年5月7日)は、日本の医学者・精神科医。専門は精神薬理学。

人物[編集]

祖父は融道玄東京生まれ。1958年九州大学医学部卒業、1969年医学博士東京医科歯科大学)。1974年東京医科歯科大学神経精神医学教室講師、1978年国立武蔵療養所神経センター研究室長(部長)、1985年信州大学医学部精神医学教授、1989年東京医科歯科大学教授、1998年定年退官、名誉教授、メンタルクリニックおぎくぼ院長。

著書[編集]

  • 『精神機能と神経伝達 臨床神経伝達物質学』 (共立医学叢書) 共立出版, 1981.12
  • 『精神分裂病の薬理』 (中外医学双書) 中外医学社, 1984.7
  • 『向精神薬マニュアル』医学書院, 1998.4
  • 『図解雑学心と脳の関係』ナツメ社, 2005.10
  • 『祖父融道玄の生涯』勁草書房制作部コミュニケーション事業部, 2013.12

共編著[編集]

  • 『鬱病 管理社会のゆううつ』 (有斐閣選書) 大原健士郎,山本和郎共編. 1977.10
  • 『精神疾患の病因研究 生物学的精神医学のストラテジー』編. 金剛出版, 1980.2
  • 『続・分裂病とはなにか』稲永和豊共編. 東京大学出版会, 1987.8
  • 『慢性分裂症』 (精神医学レビュー) 編. ライフ・サイエンス, 1991.9
  • 『精神科難治症例 私の治療』編. 中外医学社, 1992.2
  • 『抗精神病薬の副作用』 (精神医学レビュー) 編. ライフ・サイエンス, 1993.1
  • 『21世紀に向けて精神分裂病を考える』 (精神医学レビュー 別巻) 大森健一共編. ライフ・サイエンス, 1994.11
  • 『睡眠とその障害をめぐって』渥美義賢共編著. メディカルカルチュア, 1994.8
  • 『精神疾患の脳イメージング』 (精神医学レビュー) 編. ライフ・サイエンス, 1996.11
  • 『精神医学研究方法』 (臨床精神医学講座) 南光進一郎共責任編集. 中山書店, 1999.12

翻訳[編集]

  • Donald T.Stuss, D.Frank Benson『前頭葉』本橋伸高共訳. 共立出版, 1990.12
  • WHO編『ICD-10精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン』小見山実,大久保善朗,中根允文, 岡崎祐士共監訳. 医学書院, 1993.2
  • ハロルド・I.カプラン, ベンジャミン・J.サドック 編著『カプラン臨床精神医学ハンドブック DSM-4診断基準による診療の手引』岩脇淳共監訳. 医学書院エムワイダブリュー, 1997.11
  • スティーブン・E.ハイマン, エリック・J.ネスラー『精神医学の分子生物学』澁谷治男共監訳. 金剛出版, 1997.5
  • ベンジャミン・J.サドック, バージニア・A.サドック 編『カプラン臨床精神医学ハンドブック DSM-IV-TR診断基準による診療の手引 第2版』岩脇淳共監訳. メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2003.5
  • ベンジャミン・ジェームズ・サドック, バージニア・オールコット・サドック, ゼエブ・レビン『カプラン臨床精神医学Q&Aレビュー』岩脇淳, 渡邊昭彦共監訳. メディカル・サイエンス・インターナショナル, 2009.8