藍住町歴史館・藍の館
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藍住町歴史館・藍の館(あいずみちょうれきしかん・あいのやかた)とは、徳島県板野郡藍住町徳命字前須西172に存在する博物館である。
概要[編集]
江戸時代にこの地は阿波藍の代表的な産地であり、それは明治時代まで続いた。現在も壮大な白壁の藍師屋敷をあちこちで見ることができる。
昭和62年(1987年)、大藍商であった奥村家の第11代当主が、13棟に及ぶ屋敷の建物、13万点という膨大な奥村家の文書を藍住町に寄贈し、これを機に別に新しく資料館を建てて、平成元年(1989年)8月に開館となったのが、歴史館・藍の館である。
阿波藍の栽培から加工までの全プロセス、それに使用される栽培用具、収穫用具、蒅製造用具、藍玉製造用具から流通関係資料まで、奥村家に伝えられた文書や道具類を中心にして、周辺の藍作農家が使用していたものなどが紹介されて展示されている。
なお、藍住町が保管していた「阿波藍栽培加工用具93点」は国の重要有形民俗文化財に指定された貴重な物である。さらに、寄贈された奥村家住宅は、徳島県の文化財に指定されている。