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蕾 (コブクロの曲)
蕾(つぼみ)とは、2007年3月21日発売されたコブクロの14作目の楽曲。フジテレビ系ドラマ『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』の主題歌。作詞・作曲=小渕健太郎。表記法は、「蕾/コブクロ」。オリジナルキーはD(ニ長調)。
解説[編集]
この曲は、卒業式での別れや、恋人が卒業後に地元を離れて上京して引っ越したり、20代で若くして芸能界引退した人などといった大切な恋人、友人とのお別れの場面をテーマにしたラブソング。どの場面のお別れかは、歌詞には載っていないので、個人的な考えによって主旨・イメージの設定が異なる場合もあり、さまざまな解釈が可能かもしれない。
春になると、季節は明るくなるが、春の始まりは卒業式が来る時期で、別れを体験する。卒業後や、上京、芸能界引退などでお別れすると、疎遠になったり、メンバーと別れたり、連絡先が変わって共通の知り合いもいなくなったりする。泣いていても、さよならする前などのときにいつも笑顔を見せていたり、恋人が何をしていたかを思いやる気持ちを表現している。それ以上に仕事や勉強、家事、会社員として働くことに追われている。僕の心に灯された優しい心は、さよならする前の、昔の友達の笑顔を思い出すことを意味している。
日だまりが包むという表現とは、さよならした恋人に優しく暖かい光が差し込んでいる感じがする。学校でちょっと嫌なことがあった、相手の気持ちが難解で、相手に嫌われ恋がうまくいかなかったなどが考えられる。人間は誰でも、失敗、試行錯誤は経験するし、心に傷がつき、恋が離れてしまうときもある。いつかお別れをしなければならない日が来るのはわかっていたため、以前出会った人に代わる他人を見つけ、恋をすべきであるかもしれない。
消えそうで咲きそうな花は幻想的な雰囲気で、別れの意味を連想させ、壊れる幸せかもしれない可能性もある。この蕾を見ると、昔の友達の思い出に、学生時代などの楽しかった過去の出来事も思い出し、あなたを思い出すと涙が出そうな感じがする。
花はビルの谷間にも咲いていて、野生の花は咲く場所を選ばないといっている。どんな夢だって信じていればいつか芽を出し花が咲くし、残された愛を恋人に捧げることなどにより、夢が叶うというメッセージが込められている。
重なり合う時の流れの中、夢と希望、愛、孤独、つらさ、悲しみを乗せて、孤独でも、つらくても一生懸命で、悲しみ、悔しさといった苦難を乗り越えることで、いつかきっと夢が叶う日が来る。希望、成長、現実と幻想の交錯する心の状態を表している。
5月の美空とは、5月の季節は晩春で、気候的には暖かく気持ちいい時期で、綺麗な空が映し出されていて、胸キュンになる感じがする。その次のフレーズからは、過去との決別のため、卒業式での別れ、上京、芸能界引退などで別れた恋人を想うことは決して無い様子が描かれている。簡単には地元へ戻れず、もうどこにも戻れなくなり、過去に縋ってみてももう戻ってこないような感じで、涙を流し、涙を拭きたくなる感じにもなり、お別れした恋人との想い出を探し、不安な気持ちが先立ち、孤独が感じられ、もうどうしようもない気持ちである。
散り際にもう一度開く花びらとは、花びらが散る頃に残った蕾が再び一つでも咲くという意味で、蕾自体が新しい世界で生きていくことで、ここの部分の世界は実在ではなく幻想かもしれない。この蕾の花は、1輪に何枚の花びらがあるかは不明。そこから、言いたいこと言えなくても、「両手を握って頑張って!」という言葉が、卒業後に恋人が地元を離れて上京して引っ越したり、芸能界引退などでお別れして、遠く離れた恋人、友人から伝わってきた想いを、主人公の握った両手に何度もくれた感じでそっと響かせる。あなたと描いた夢とは、過去の活動を振り返ったり、相手の気持ちのことをみんなに知ってもらいたかったり、別れた相手が夢の中で自分の姿を見てほしいという意味で、卒業式での別れ、上京、芸能界引退後の方でも、夢に出てきた人と偶然でも現実会うことができるかもしれないと思う。20代で若くして芸能界引退後、それぞれの道に進んで、会えなくなった友達や一般人もいるというように、みんなの中で、お別れした大切な人へとか、もう一度別れが来ても、恋を離さない相手のように、その人を心や夢の中で想うことを考えている。言いたいこと言えて、言いたいこと言っても、傷ついても、やっぱり仲がいいというように、友情を形作っていく。「蕾」というタイトルは、芸能界引退したときの気持ちに重なったなどの別れや、今まで描かれていない未来への旅立ちも感じ取れるので、卒業ソングを題材にしたものと考えられる。
吹奏楽編曲[編集]
吹奏楽編曲版では、実音のキーは、オリジナルキーより全音低く、「ハ長調(C)」になっている。
カバーしたアーティスト[編集]
- 森進一
- 森恵
- さくらまや
- 島津亜矢
- SMAP
- 桜井和寿(Mr.Children)
- 中村あゆみ
- クリス・ハート
- Tiara
- September
音域[編集]
最低音=B♮1(周波数:約123.47Hz)、最高音=A#3(周波数:約466.16Hz)。2オクターブ弱(?)。音域の広さは、ギリギリ広い。
※440Hz=A3としている。