航空性中耳炎
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航空性中耳炎(こうくうせいちゅうじえん、英語: Aerotitis)とは、スキューバダイビング[1]や航空機の上昇・下降に伴う気圧の変化が原因で起こる外傷性中耳炎のことである[2][3]。航空機の機内で、離着陸時などに気圧が急激に変化すると、耳管が閉じたままになり、鼓膜の内側と外側の圧力に差が生じ、中耳炎が起こる[1][4][5][6][7][8]。上昇時よりも下降時に生じやすい。急性中耳炎の一種とされる[9][10][11]。アレルギー性鼻炎や風邪をひいて副鼻腔炎や咽頭炎を起こしている場合などになりやすい。
主な症状[編集]
一般的な急性中耳炎や滲出性中耳炎などと似たような耳症状が見られる。
航空性中耳炎は軽く済む場合が多いが、風邪をひいている場合やアレルギー性鼻炎などがある場合などには重症化することもある[14][15]。
治療[編集]
軽症の場合は、しばらくすれば自然に治るか、耳抜きによって解消される。耳管通気などの治療により改善することもある。
その他の減圧症[編集]
気圧の変化による様々な影響(減圧症)として、航空性中耳炎の他に以下のようなものがある。
脚注[編集]
- ↑ a b “航空性中耳炎”. 厚生労働省 関西空港検疫所. 2021年5月8日確認。
- ↑ 岡田諄, [ https://doi.org/10.11453/orltokyo1958.19.657 航空性中耳炎について]」『耳鼻咽喉科展望』 1976年 19巻 6号 p.657-663,3, , 耳鼻咽喉科展望会, テンプレート:ISSN, テンプレート:Naid。
- ↑ “航空性中耳炎、ダイビング外来 | 南新宿クリニック耳鼻科・小児科”. minamishinjuku-clinic.jp. 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎”. home.e-catv.ne.jp. 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎と耳管機能・笠井耳鼻咽喉科クリニック”. www.linkclub.or.jp. 2021年5月8日確認。
- ↑ 航空性中耳炎について
- ↑ “航空性中耳炎”. www.nakagawa-jibika.com. 2021年5月8日確認。
- ↑ “飛行機の耳トラブル 沖縄県那覇市の耳鼻咽喉科 ひろ耳鼻科皮膚科形成外科” (英語). 沖縄県那覇市のひろ耳鼻科皮膚科形成外科【那覇市新都心のクリニック】 (2016年4月6日). 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎” (日本語). り耳鼻咽喉科. 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎 | にしはら耳鼻咽喉科 近江八幡本院” (日本語). にしはら耳鼻咽喉科 近江八幡本院. 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎 | 西宮市 小児耳鼻科 梅岡耳鼻咽喉科グループの中耳炎専門サイト” (日本語). 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎 - よくあるご質問”. www.tanabe-jibi.com. 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎|おぎはら耳鼻咽喉科 相模原市 古淵 耳鼻咽喉科 町田”. www.ogijibi.com. 2021年5月8日確認。
- ↑ “航空性中耳炎”. home.e-catv.ne.jp. 2021年5月8日確認。
- ↑ “たかはし耳鼻咽喉科・アレルギー科クリニック ~ 耳の病気”. www.takahashi-ent-clinic.com. 2021年5月8日確認。