自由形

自由形（じゆうがた、英: Freestyle swimming）とは、競泳の種目の一つであり、どのような泳ぎ方で泳いでもよいという種目である。ただし、プールの底に立ったり歩いたりしてはならない、スタート及びターンから15m以内は常に体の一部分が水面上に出ていなければならないという、最低限のルールはある。また、個人メドレー、メドレーリレー、フリーリレーでは、平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ以外で泳がなければならない。また、現在最も速い泳法はクロールであることから、自由形は事実上クロールで競われている。ただ、クロールより早い泳ぎ方を開発した選手が現れた場合に、その選手がその泳ぎ方で泳ぐことができるように、「クロール」という種目を作るのではなく、自由形という種目になっている。理論上はドルフィンクロールが最速だが、体力の消耗が激しく実用的ではない。

とはいえ最初から事実上クロール種目だったわけではなく、クロール泳法が本格的に確立される以前の第一回アテネ五輪大会の自由形では参加選手全員が平泳ぎだった。