肥薩おれんじ鉄道HSOR-100形気動車

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肥薩おれんじ鉄道HSOR-100形気動車(ひさつ - てつどう - がたきどうしゃ)は、肥薩おれんじ鉄道が保有し、同社の肥薩おれんじ鉄道線で運用される気動車のこと。本項ではHSOR-150形についても記述する。

登場の経緯[編集]

2004年の九州新幹線暫定開業の際、八代 - 川内間においては需要の少なさから717系475系などを引き継がず、新たに気動車を投入することになり、前年よりHSOR-100形17両とイベント対応車HSOR-150形2両が用意された。

構造[編集]

18m級2ドアの新潟トランシス製NDC車両だが、車両製作の時間が不足したため、天竜浜名湖鉄道TH2100形気動車の設計を流用し、ステップの省略やJR九州への乗り入れに対応したものとなっている。

エンジンは330ps級の新潟原動機製DMF13HZで、変速1段、直結3段で駆動する。最高速度は95km/hを確保。

内装はHSOR-100形がボックスタイプのセミクロスシートで、HSOR-150形が転換クロスシートとされた。

運用[編集]

2023年現在、肥薩おれんじ鉄道全線と鹿児島本線新八代 - 八代および川内 - 隈之城にて、最大2両編成で運転される。

かつては熊本鹿児島中央への乗り入れ運用もあったがすべて廃止されている。

おれんじ食堂[編集]

おれんじ食堂」も参照

2014年にHSOR-114と116から改造された。水戸岡鋭治によるデザインとなり、114がテーブルや厨房を備え、トイレを撤去されたダイニングカー、116がトイレ存置のリビングカーとなっている。必ず川内方に114、八代方に116を連結した2両編成で運転され、乗降口は両端2箇所のみ使用される。

関連項目[編集]