禹宗杬

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禹 宗杬(ウー・ジョンウォン、1961年 - )は、経済学者。法政大学大学院公共政策研究科教授。元埼玉大学経済学部経営学科教授[1]。専門は雇用関係論、人的資源管理論、社会政策論[2]

経歴[編集]

韓国慶尚南道晋州市生まれ。1980年ソウル大学校社会科学大学経済学科入学[3]。1990年卒業[4]。1999年東京大学大学院経済学研究科現代経済専攻博士課程中途退学[1]。1999年埼玉大学経済学部専任講師、のち助教授、2005年教授。この間、Anderson School at UCLAの訪問研究員、ソウル大学校日本研究所客員研究員などを歴任[2]。2002年「「身分の取引」と日本の雇用慣行 : 国鉄の事例分析」で博士(経済学)(東京大学)[5]

2015年4月埼玉大学大学院人文社会科学研究科の発足に伴い同教授を兼務[6]。2022年3月時点で埼玉大学経済学部長[7]。2024年3月時点で法政大学大学院公共政策研究科教授[8]

『「身分の取引」と日本の雇用慣行――国鉄の事例分析』(日本経済評論社、2003年)で第10回(2003年)社会政策学会奨励賞[9]、第18回(平成15年度)冲永賞を受賞[10]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『「身分の取引」と日本の雇用慣行――国鉄の事例分析』(日本経済評論社、2003年)

共編著[編集]

  • 『韓国の経営と労働』(編著、日本経済評論社、2010年)
  • 『中国民営企業の雇用関係と企業間関係』(翁貞瓊共著、明石書店、2013年)
  • 『現場力の再構築へ――発言と効率の視点から』(連合総研共編、日本経済評論社、2014年)
  • 『〈一人前〉と戦後社会――対等を求めて』(沼尻晃伸共著、岩波書店岩波新書]、2024年)

出典[編集]

  1. a b 韓国の経営と労働 紀伊國屋書店
  2. a b 禹宗杬「韓国との比較からみた日本の賃金の課題PDF」『JCM』第323号、2022年
  3. 中国民営企業の雇用関係と企業間関係 紀伊國屋書店
  4. 禹 宗杬 法政大学大学院公共政策研究科
  5. 学位論文要旨 東京大学学位論文データベース
  6. 埼玉大学七十年史 第Ⅱ部 組織史編【運営組織】PDF」埼玉大学
  7. 埼玉大学東京ステーションカレッジ開校20周年記念シンポジウムを開催 埼玉大学、2022年3月11日
  8. “一人前”と戦後社会―対等を求めて 紀伊國屋書店
  9. 学会賞 社会政策学会
  10. これまでの冲永賞表彰 公益財団法人労働問題リサーチセンター

外部リンク[編集]