福祉避難所

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

福祉避難所(ふくしひなんじょ)とは、災害の際に一般の避難所では生活に支障をきたしたり難しい高齢者障害者妊婦ら配慮が必要な人のために過ごすための避難所のことである。地方自治体災害対策基本法などに基づいて設置し、バリアフリー化した福祉施設などを事前に指定するか、施設と協定を結んで災害の際に開設出来るように準備をする。スロープ車椅子トイレなどを備え、介護や生活支援に当たる人員を配置することを想定する。平成23年(2011年)の東日本大震災の後、日本政府は地方自治体向けのガイドラインを作成し、人員や移送手段の確保、福祉避難所に関する情報の周知を求めている。老人福祉施設や障害者支援施設、児童福祉施設などが利用対象となる。一般の避難所に身を寄せた人の中から、保健師などが支援やケアの必要性が高い人を判断し、移送されるのが主流となっている。