神坂峠遺跡(みさかとうげいせき)は、 長野県下伊那郡阿智村智里にある神坂峠の祭祀遺跡。
富士見高原の万岳荘から南へ600メートルほど下ったところに神坂峠がある。この遺跡は峠の頂上付近に残る峠神祭祀の跡で、高さ0.7メートルの積石塚周辺から剣形、勾玉などの石造模造品や須恵器、陶器、刀などが多数出土している。
古墳時代から古代、中世にまで及ぶ峠神祭祀の実態を伝える貴重な遺跡であり、そのため国の史跡に指定されている。