磐梯山
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磐梯山(ばんだいさん)は、福島県北部にある火山である。活火山で、常時観測火山。標高1816メートル。那須火山帯に属する。基盤は花崗岩および安山岩からなる[1]。会津富士ともよばれる。
奥羽山脈の山で、山全体が阿賀野川流域である。
1888年の大噴火[編集]
磐梯山は、1888年7月15日に大噴火したことで知られる[2]。噴火に伴い山体崩壊が発生し、磐梯山を構成する成層火山の峰の一つであった小磐梯は全面的に崩壊し消滅した。そして北麓に岩屑なだれが流れ下り3つの集落が埋没した。その後、岩屑なだれは水分を含み泥流化して長瀬川流域に大きな被害を出した。更に磐梯山東麓を襲った火砕サージによる爆風、土石流によっても被害が出た[3]。この噴火災害によって461人(477人とも)が死亡した[4]。現在、「裏磐梯」と呼ばれ景勝地となっている桧原湖や五色沼などは、この時の噴火で川が堰き止められて形成された[2]。
脚注[編集]
- ↑ 『磐梯山』 - コトバンク
- ↑ a b 磐梯山大噴火 - 災害カレンダー
- ↑ 1888 磐梯山噴火 - 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成17年3月
- ↑ 過去に発生した火山災害 - 気象庁