直立不動
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直立不動(ちょくりつふどう)とは、2本の足で立っていることである。
概要[編集]
直立不動とは両足を揃えて動かさない、いわゆる「気をつけ」の姿勢をとることである。この姿勢を人間がどれだけ取り続けることが出来るのかについて記録では30分が限界であるという。
歩いたりもしくは立っていても、重心をどちらかの足に移動させていれば、筋は収縮したり弛緩したりして筋の中の血液を周期的に圧迫する。この状態ならば、静脈の血液はスムーズに心臓に戻っていくことになるが、直立不動の姿勢ではこれが出来ない。何故なら足を動かさないまま立ち続けているからであり、このままだと血液が下半身にたまり、脈拍は高くなって血圧にも異常をきたすようになる。立ち仕事の場合、無意識のうちに楽な姿勢を求めて重心を移動しているのであるが、それでも静脈が膨れたり拡張したりして、静脈瘤が起きる危険性もある。
直立不動の姿勢は軍隊、もしくは学校の教育、会社の社長の訓示などの場合に見られるが、これらは心理的にも良くは無いし、肉体にも相当な負担を強いているものである。