目黒行人坂の大火事

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目黒行人坂の大火事(めぐろぎょうにんざかのおおかじ)とは、江戸時代中期の明和9年(1772年)旧暦2月29日に江戸で発生した大火である。別名を明和の大火(めいわのたいか)という。

概要[編集]

明和9年(1772年)2月29日、目黒不動の参詣道である行人坂の中腹にあった羽黒道場大円寺の納所五郎放火によって起こった火事である。目黒行人坂の大火(事)と言われるのは、火元の地名をとったものである。

この火は八方に拡大し、家々を焼き払い、630町に及ぶ町々を灰燼に帰した。死者は1万4700人に及ぶという大惨事になった。

江戸の大火は江戸時代において86回を記録し、明和の大火は明暦の大火文化の大火と並んで江戸三大大火の1つに数えられている。

この大火災も原因で、明和9年は「迷惑年」であるとして、年末に安永と改元されている。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]