盧英鉉

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盧英鉉
各種表記
ハングル노영현
漢字盧英鉉
発音:ノ・ヨンヒョン
日本語読み:ろ・えいげん

盧 英鉉(ノ・ヨンヒョン、朝鮮語:노영현、1933年 - 1973年5月)は、大韓民国の下級公務員。のちに第16代韓国大統領となる盧武鉉の長兄。本貫は光州盧氏。

経歴[編集]

貧しい農家の長男として生まれる。釜山大学法学部を卒業し、当初は高等文官試験を目指すも、生活苦のために断念。家事を手伝いながら暮らす。1967年に下級公務員試験に合格。釜山のジュンブサン税務局(釜山地方国税庁 ())に勤務し[1]、司法試験合格を目指す弟・盧武鉉の生活を支えるも、在職中の1973年5月に交通事故で亡くなった[2]

親族[編集]

弟は盧武鉉のほか、同じく税務局で働き、のちに世宗証券売却不正事件で起訴・実刑判決を受けた盧建平 ()がいる。

盧武鉉への影響[編集]

盧英鉉は弟盧武鉉に強い影響を与えている。四月革命直前、当時中学1年生だった盧武鉉は「我らが大統領李承晩」との作文課題を白紙で返し、主任の教師に対して「(李承晩は)昔は独立運動をされた立派な方ですが、今は独裁政治をされている方です」と回答。誰に聞いたのかとの教師の問いに対して盧武鉉は「兄(盧英鉉)の話を聞きました」と答えた[3]。また、貧しい家計を助けるため進学をあきらめていた盧武鉉に、地元の名門釜山商業高校 ()への進学を勧めたのも盧英鉉だったという[4]

脚注[編集]

参考文献[編集]