白須たたら製鉄遺跡
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白須たたら製鉄遺跡(しらすたたらせいてついせき)とは、山口県阿武郡阿武町大字惣郷に存在する国指定の史跡である。
概要[編集]
白須山北麓を流れる白須川左岸の台地上に存在した江戸時代後期の製鉄所である。長州藩が藩政改革で富国強兵を進めるにあたって作られたとされ、洋式高炉を導入する以前の日本古来の伝統的な製鉄所として重要なものとして、国から史跡に指定された。なお、発掘調査によれば製鉄所だけでなく、事務所や鍛冶屋、人足小屋などもあったとされている。
記録によると幕末の安政3年(1856年)に松江藩日原の豪商・水津弥七がたたら製鉄を経営し、生産した鉄を長州藩の造船などに回していたとされている。