田辺元
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田辺 元(たなべ はじめ、明治18年(1885年) - 昭和37年(1962年))は、日本の哲学者。東京帝国大学で数学と哲学を学び、東北帝国大学講師を経て1927年京都帝国大学教授となる。事実上、西田幾多郎の後継者である。
概要[編集]
西田幾多郎とともに京都学派を形成する[1]。西田幾多郎とともに日本哲学の一時代を支えた。西田幾多郎の定年退職とともに教授となり、このころより「西田哲学」の「場所」と「個物」の二元構造から離れ、「類」、「種」、「個」の三元構造をとなえ「田辺哲学」を確立していく[2]。
日本海軍との関係などがあったため、戦後は戦争協力を非難されたりもした。
脚注[編集]
出典・引用等[編集]
- 『岩波 哲学・思想辞典』 廣松渉 子安宣邦 三島憲一 宮本久雄 佐々木力 野家啓一 末木文美彦、岩波書店、1998年3月18日 発行、1st。ISBN 4-00-080089-2。
- 高山岩男 『日本大百科全書』14、相賀徹夫、小学館、1987年3月10日 発行、1st。ISBN 4-09-526014-9。