生野菜
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生野菜 (なまやさい)とは、熱を通していない野菜のことである。
概要[編集]
日本が下肥を使っていた時代は、寄生虫がいたため野菜を生食することはある意味禁忌であった。生食できる、いわゆる「清浄野菜」が一般化したのは、化学肥料(窒素・燐酸・カリウムを含んだ合成肥料)が普及して以降の大正時代以降のことである。
人間生活との関わり・利用[編集]
そもそも野菜は火を通さないと嵩張るので食いにくい。そのためサラダもあまり好まれず、日本人が食べる生野菜というと漬菜(広島菜、高菜、野沢菜)を含む漬物、刺身のツマなどのあしらい、生姜や山葵や大蒜や大根おろし程度であった。したがって、アメリカナイズされた人々がサラダをもてはやす以前は、日本には生野菜を食べる習慣はほとんどなかった。「寄生虫が心配だから、野菜は必ず火を通して食べる」のが普通であった。欧米人が生卵や生魚を嫌うのと共通したものであり、いわば「生野菜を食べる」というのは日本では禁忌であった。
大日本帝国海軍[編集]
潜水艦には多くの生野菜を積みたいところであるが、小さな冷蔵庫では数日分しか積めず、乾燥野菜、冷凍野菜、缶詰にせざるを得ない。