生体bot

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

生体bot(せいたいボット)は、生きた人間でありながら、botと呼ばれる一連の画一的な動作を行うプログラムの如くにだけ動くこと。蔑称と考える人もいることから、公の場で用いることは推奨されない。

ツイッターにおける生体bot[編集]

詳細は「bot (Twitter)」を参照

ツイッターにはツイッターボットと呼ばれる、あらかじめ用意された文章を自動でツイートするプログラムやそれを用いたアカウントが多数存在する。無益なアカウントが多数存在するのには、プログラムを知らない人でもボットを作成できるサービスが提供されていることが背景にある。そうしたサービスを使えば、極めて簡素な仕様のボットは無料で作成できるが、条件によってツイートの内容を変更したりできる高度な機能を追加しようとすると費用がかかるか、自作しなくてはならない。ボットの運用にお金をかけたくなく、プログラムの知識もない人は生体botとして活動する。

botを運用できるだけの知識や財力があっても、ネタとして「bot」を名乗っているアカウントもある。それらの多くはbotらしからぬ人間的なツイートを行い、プロフィールに「botではありません」などと書いていることさえある。一例として、Mr.ビーンbot(@kazlaser)はお笑いタレントのカズレーザー ()(「メイプル超合金」の片方)がすべて手動で呟いているものだという[1]。同じく全手動[2]で呟かれているグレブナー基底大好きbot(@groebner_basis)の場合は、bot名義で数学イベントに参加したり、bot名義で小説[3]を書き書籍化に至ったほどである。

純粋な生体botではないが、自動ツイートと手動ツイートを組み合わせて投稿しており、YouTuberとしても活動している宇宙物理たんbot ()は「ウィキペディア日本語版で初めて記事が作成されたbotアカウント」となった。

ウィキペディアにおける生体bot[編集]

ウィキペディアにおいても、使用できない文字の除去を行ったり、リンク切れとなったURLをインターネット・アーカイブのそれに置き換えたりするボットが活動している。特に英語版では、ある編集が「荒らし」によるものかどうかを自動で判定し、荒らしだと判定したときにその編集を差し戻すbotすら実用化されている。百科事典の編集というのは、極めて高度な知識を要求されるものであり、知識なしにウィキペディアに参加する利用者は生体botとして活動するしかない。

出典[編集]

  1. 和壱郎のツイート「本人に確認したところやっぱり本人のアカウントだそうです。呟きは手動だそうです。」
  2. グレブナー基底大好きbotのツイート「全手動のグレbotを見習ってほしい」
  3. 最近、妹がグレブナー基底に興味を持ち始めたのだが。 - カクヨム

関連項目[編集]