王 延政(おう えんせい、生没年不明)は、五代十国の閩の第6代君主(在位:943年 - 945年[1])。王号は恭懿王(きょういおう)[1]。
初代君主・太祖の子[1]。第5代君主で兄の景宗が王室内で虐殺を繰り返しているのを見て、建州で自立して殷を建国した[1]。944年に景宗が家臣に殺害されると、閩を統一して閩王として即位する[1]。
しかしこれら一連の内紛をついた南唐に攻められて王延政は敗北し、閩は滅亡した[2]。王延政らは金陵(現在の南京)に移された[2]。
- ↑ a b c d e 河出書房新社『中国歴代皇帝人物事典』、P182
- ↑ a b 河出書房新社『中国歴代皇帝人物事典』、P183
参考文献[編集]