火消し
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火消し(ひけし)とは、消火・消防活動に出動する人。
概要[編集]
日本では江戸時代の火消し(「臥煙」「臥烟」)をいう。武士の課役である「大名火消」「定火消」のほか、町人組織の「町火消」がおり、神田佐久間町の町火消である「め組」が知られている。「それでも二度焼けた」苦笑いしており、「関東大震災と東京大空襲」であったという。
本義から転じて、システム開発業務で「火消し」というと、「火がついた」状況を「鎮火」させる役割をいう。
この町火消の名残で、地域の消防消火活動は、専門職でない消防団に頼る地域も多い。
人間生活との関わり・利用[編集]
「ファイアファイター」の語もあるが、「そんな勇ましいもんでもねぇんだがな(苦笑)」という当事者の弁がある。要救助者が助かって自分が生きて還ってくるのが至上命令でもあるし。
関連作品[編集]
- 映画『恐怖の報酬』 - 石油の油田火災の消火に用いるニトログリセリン運搬に関する作品。
- 刑事コロンボ『ロンドンの傘』 - 自己紹介で「火消し(ファイアマン)です」と自己紹介する場面がある。
- アメリカ合衆国の映画『ヘルファイター』(1968) - 1962年の「悪魔のシガレットライター」と呼ばれるサハラ砂漠の油田火災を鎮火したことで有名な消防士レッド・アデアの活躍を基にした作品。なお、レッド・アデアは腕時計ロレックス・オイスターの広告にも出ている。
- 萩尾望都『続・11人いる 』(小学館文庫) - 登場人物のひとりである「火消しの“赤毛(レッド)”」のモデルがレッド・アデアである。
その他[編集]
プロ野球では抑え投手は「ファイヤマン」(火消し人)と通称される。