漫湖
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漫湖(まん こ、英:Manko (Lake Man))は、沖縄県那覇市及び豊見城市の干潟である。那覇の中心街から3km、また沖縄の玄関口「那覇空港」から5.5kmある。ラムサール条約登録湿地である。
概要[編集]
この湖は海面とほぼ同じ高さの汽水干潟である。漫湖と呼ばれているが、実際は干潟である。漫湖はラムサール条約の登録湿地であり、水鳥がたくさん生息している。渡り鳥もやってくる。
200種の鳥類が確認されている。絶滅危惧種のクロツラヘラサギ、ハヤブサ、セイタカシギ、アカアシシギが確認されている。
2019年2月2日、「冬の野鳥観察会」が行われ、カワセミやシギを観察した[1]。2017年8月16日、インドや東南アジアなどに分布する青い鳥(ナンヨウショウビン)が確認された[2]。
名前の由来は、地元民は『大湖』と呼んでいたが、1600年代に中国から派遣された冊封使が帰国後の文書に『漫湖』と記載し、それが広まった。『漫』は水の豊かな景色の美しい場所という意味とされる[3]。
休日には写生大会が開かれ家族連れで賑わう。
名称[編集]
地名の名称が、関東地方発祥の女性器の俗称(ただし、現在では全国的に用いられている)と発音が同一であるため、たびたび話題となることがある[4][5][6]。
問題[編集]
1990年代、湿地帯に大量のマングローブが植樹された。その後、そのマングローブの固い根が湿地を覆い尽くして湿地が陸地化し、湿地帯域が大幅に減少した。このままでは元の干潟に戻らないとも言われる。
「漫湖公園」を作るため国の税金を使うため、『こんな名前』と説明すると『ふざけるな』と言われたという[3]。
基本情報[編集]
- 名称:マンコミズドリ・シッチセンター
- 所在地:901-0241 沖縄県豊見城市字豊見城982
- 営業時間:9時〜17時。
- 休日:毎週月曜日(※祝日の場合は翌日に振り替え。)
- 交通:那覇空港から「ゆいレール」に乗車。奥武山公園駅で下車。徒歩約15分。路線バス(55番88番98番)小禄バス停下車。徒歩10分。
脚注[編集]
- ↑ クロツラヘラサギが水浴び琉球新報、2019年2月3日
- ↑ 「まさか…」沖縄野鳥研究会もビックリ! 青い珍鳥、沖縄本島で初確認沖縄タイムズ、2017年8月16日
- ↑ a b 沖縄「漫湖」新キャラネーム募集したら下ネタ名が続々東スポ、2013年11月01日
- ↑ 2004年12月15日『沖縄タイムス』夕刊の投書欄で「気になる漫湖の読み方 名前の変更は可能?」という主婦の投書が掲載された。
- ↑ 菊地馨 (2004年12月15日). “38歳主婦、「漫湖」が苦痛”. 風見鶏の目. 2016年6月25日確認。
- ↑ “テレ東“禁断”の3文字連呼でネット騒然”. ZAKZAK (夕刊フジ). (2010年8月20日) 2016年6月25日閲覧。
- ↑ 沖縄で日産・ホーミーが発売されず、兄弟車の日産・キャラバンのみが売られていたのはそのためである。