ラムサール条約
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ラムサール条約(ラムサールじょうやく、Ramsar Convention)とは、渡り鳥などの水鳥と生息地である湿地の保護を目的とした条約で、1971年にイランのラムサールで採択されたことから、ラムサール条約と言われるのが一般的となっている。1975年に発効された。正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。
締約国は最低1か所の湿地登録と、その保全を義務としている。1999年には水鳥の生息地以外の湿地も登録することが可能になった。登録にはその国の法律で、自然環境が保全されていることが条件とされている。日本では1980年に釧路湿原の登録と共に加盟した。以後、阿寒湖や尾瀬など、締約国会議ごとに登録する湿地を増やしている。2012年7月の締約国会議では広島県の宮島など、9つの湿地を新たに登録しており、この時点での日本の登録湿地は合計で46か所であった。