渋谷治美

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渋谷治美(しぶや はるよし、1948年- )は、哲学研究者、埼玉大学名誉教授。

人物[編集]

静岡県御前崎生まれ。1972年東京大学文学部倫理学科卒業。78年同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。79年東大文学部助手。1982年埼玉大学教育学部講師、助教授、教授。2004-08年学部長、08-2011年副学長。2014年定年退職、名誉教授。2015年放送大学特任教授。19年定年退職。1996年冬学期ウィーン大学哲学科客員教授。2023年『カントと自己実現』で和辻哲郎文化賞受賞。専攻はカント思想、総合人間学。

著書[編集]

  • 『逆説のニヒリズム』花伝社, 1994.12
  • シェイクスピアの人間哲学』花伝社, 1999.7
    • 『リア王と疎外 シェイクスピアの人間哲学』花伝社, 2009.6(改訂新版)
  • 『カントと自己実現 人間讃歌とそのゆくえ』花伝社, 2021.10

共編著[編集]

  • 『ニヒリズムとの対話 東京・ウィーン往復シンポジウム』G.ペルトナー共編著. 晃洋書房, 2005.4
  • 『概説教職課程コアカリキュラム』横須賀薫 監修, 坂越正樹共編著. ジダイ社, 2018.5

翻訳[編集]

  • ギュンター・ペルトナー『美と合目的性 カント『判断力批判』の批判的蘇生』晃洋書房, 1996.1
  • 『カント全集 15』人間学」高橋克也共訳「実用的見地における人間学」岩波書店, 2003.11
  • ギュンター・ペルトナー『哲学としての美学 〈美しい〉とはどういうことか』監訳,中野裕考,中村美智太郎, 馬場智一, 大森万智子 共訳. 晃洋書房, 2017.4