添寝(そいね)とは、江戸城大奥における寝物語の防止のために置かれた役職である。征夷大将軍の寵愛を受けた側室が、それをいいことに将軍に寝物語でねだったりする悪弊を防ぐため、将軍の傍に女中の1人が不寝番で添寝して監視することを職務とした。江戸時代中期に第5代将軍・徳川綱吉が外戚などを大名に取り立てたりしたため、寝物語を疑われて置かれた役職とされている。