消防水利

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消防水利(しょうぼうすいり)とは、消防活動用の水利施設である。

概要[編集]

火災の消火には大量の水を必要とするが、消防車両に搭載できる水の量やポンプ車に積めるホースの長さには限度がある。火災現場と大量の水が所在する地点が近ければよいが、いつもいつも火災現場と水場が近いとも限らない。そのため、市街地の各所に消防水利施設が設置されており、万が一の火災の際にはここから水の供給を受けることで消火活動を実施する。

日本では消防法の規定により、水道事業者は消火栓の設置義務を負っている。

消防水利となるものの例[編集]

学校のプールはそのほとんどが消防水利に指定されており、水泳のオフシーズンも管轄の消防署の許可なく水を抜くことが出来ない。清掃や工事などやむを得ない理由で水を抜く必要がある時は前もって水を抜く日時を消防署に連絡する必要がある。