池上本門寺宝塔

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池上本門寺宝塔(いけがみほんもんじほうとう)は、東京都大田区池上にある江戸時代の仏塔で、重要文化財に指定されている。文化財指定名称は宝塔であるが日蓮宗では多宝塔と称している。

江戸時代後期の文政11年(1828年)に、日蓮宗の宗祖日蓮の550回遠忌に際し信徒の本願によって上棟された。日蓮の荼毘所跡として知られる場所に建つ、円形の平面をもった木造の仏塔で、屋根は宝形造の銅板葺で、その上に露盤と相輪を載せている。内部に空間を持った木造の宝塔は他に類例が少なく、この宝塔はその中でも最大級の遺構として貴重である。