水子貝塚
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水子貝塚(みずこかいづか)は、埼玉県富士見市水子にある貝塚および環状集落の遺跡。国の史跡に指定されており、水子貝塚公園として整備されている。
概要[編集]
みずほ台駅の北東およそ1.2キロ、新河岸川沿いの沖積低地に面した海抜20メートル前後の台地にある貝塚である。
およそ6000年前の縄文時代前期の貝塚とされ、真言宗大応寺門前の畑地に広がっていることから、別名「大応寺前貝塚(だいおうじまえかいづか)」とも言われている。大小合わせて60余りの貝塚が直径120メートルから150メートルの環状に並んでおり、ヤマトシジミ、オオタニシ、アサリ、ハマグリ、イボタガキ、マテガイなどのほか、石斧、石皿、鹿や馬の歯、骨などが出土している。小さな貝塚の下に縦穴式住居も発見されており、国から史跡に指定されている。
なお、出土品は水子貝塚資料館に展示されている。